いつも完璧でないとダメ?
ストレスケア
一生懸命に取り組んでいる事は、目標のためですか?それとも、完璧にするためですか?
「完璧」にこだわり続けると、ご自身が思う完璧をやり遂げるために頑張り、
本来の目標を見失ってしまう事があります。
それは、「こうしたい」と思う思いより、「完璧でないと不安」な気持ちからきているからです。
「完璧」にこだわり続けると、トラブルが起きた時に「こんなはずじゃなかった」「こんなんだったら、やらなければよかった」と動けなくなったり、道を見失ってしまう事があります。
でも、人生は、自分が思い描いた通りに進むことの方が少なく、完璧にこだわり続けると、疲労感と「できなかった自分はダメだ」と自己否定だけが残ってしまいます。
今いる場所から、一生懸命に取り組もうと思い始めた時点を思い出して下さい。
少しも進んでいませんか?
何も変わっていませんか?
きっと、一生懸命取り組んでこられたのだから、始めた時からは、何か変化していませんか?
例えば。。。
仕事に必要な専門書を読もうと思う。時間はないけれど、1週間以内に読み切ろうと決めた。
完璧でないといけないと思う時は、1週間以内に読み切る事がゴールになる。
途中で風邪をひいて、本が読めなかった期間があり、全体の4割までしか読めていない。
1週間以内で読み切れなかったから意味がないのでしょうか。
読んだページまでの知識は得られたはずです。
そもそも、何故、その専門書を読もうと思ったか、考えて下さい。
仕事に必要な知識を得るために専門書を読もうと思ったんですよね。
1週間前には手元になかった専門書がある。
4割読んだところまでの知識を得られた。
4割の達成でも4割の意味はあるのではないでしょうか。
とても単純な例をあげましたが、何においても同じ事が言えると思います。
10割出来ないのなら、やめておこうと思い悩んでいても、何も変わらないけれど、
行動した事は4割でもご自身に何かが残ります。
行動したからこそ、今後、やり残した割合が少なくなる様にどう対処していけば良いのかを考える事が出来ます。きっと、4割やらなかったら、その対処法も漠然としたままだったのではないでしょうか。
人生に残るのは行動した事だけです。