固定観念の縛り
心理カウンセリング
こうでないといけない
そう思って生きてきたことが、自分を強くすることもあれば、自分を苦しめる事もありますよね。
それは、ある人を強くし、ある人を苦しませる のではなく、
見えている景色が違っているだけなんだと思います。
どなたにも、平等に、両面あるんです。
それでも、この 「こうでないといけない」という固定観念の縛りに左右されることはよくあります。
固定観念とは、心の中に凝り固まっていて、他人の意見や周りの状況によって変化せず、行動を規定するような考えのことです。
この固定観念の縛りが、自分や相手への理解よりも先に立つことが、よくみられます。
企業さまのコミュニケーションの研修の際にも題材にしたくらい、固定観念の縛りというのは、相互理解に作用してくるものなんですが。。。
注目すべきは、「心の中に凝り固まって」です。
凝り固まるくらい自分の中にあるものなので、これが自分を強くするのは納得ですよね。
苦しめるのも納得です。
凝り固まっている から。
それくらい 確固たるものが自分の中にある「だけ」なんです。
でも、これが苦しいと感じる時には、ほとんどの場合、自分を否定しているところに繋がっています。
強さに感じられる時は、自分を肯定しているところに繋がっています。
どこに繋がっているか だけで、ある人には強さになって、ある人には苦しさになる といった えこひいきが行われているわけではなく、どなたにも等しくあります。
自分を肯定していない事をいけない事だと捉えないで頂きたいな というのは、まずお伝えしたいです。
「肯定しなきゃ」って思うと、出来ていない自分を結局 否定するところから入るからです。
そして、心理でいう肯定というのは、正しさだったり、良いことだったり、ポジティブな事なのではなく、ただ、存在していることを認識している事。そう捉えると、見え方が変わってくるのではないでしょうか。
私には、「こうでないといけない」面もある。と認識する。
こうでないと って思うから、私はこれをし続けてきた
こうでないと って思うから、出来ていない人が信じられない
こうでないと って思うから、やらない意味がわからない
こうでないと って思うから、出来ない自分がダメに感じる
などなど。。。
ただ、そう感じる自分がいる だけなんです。
こうでないと + どこに繋がるか
で、「こうでないと」が自分にどう作用するのか の見える景色は違ってきませんか?