１年の振り返りの大切さ
心理カウンセリング
2023年もあと少しですね。
うちのお客様が「蚊取り線香の様なもの」と仰ったことが、年々身に染みて感じられます。
若い間は、外側の円。年を重ねる毎に、短くなっていく。でも１周は１周。
本当に、最近はあっという間に１年が経つ気がします。
皆様、今年はどんな１年でしたか？
新しい１年を迎える前、この１年を振り返るのは、とても大切な事です。
ゲシュタルトの考え方で、人生は電車に乗って眺める景色の様なもの というものがありますが
気に留めないと、流れていく。でも、確実に見ているし、そこに自分はいた。
忙しいと、流れっぱなしに 私はなってしまいます。
きっと、この１年、何かに触れ、心が動いた事はたくさんあったと思います。
去年より経験した事、去年と同じ事、色んな事があったけど、普段は意識せず流れていく。
これは、本当にもったいない事だと思います。
毎日同じ繰り返しだから と仰る方もおられると思います。
毎日同じ繰り返しであればあるだけ、経験値はあがり、きっと去年との「違い」がどこかにあります。
それでも、意識し細かく見ていかなければ成長は感じられないものだと思います。
うちのスタッフさんでも、お仕事の現場に入って頂くと、つい自分のダメだったところ、出来なかったところに目がいく方がいらっしゃいます。うちでは、「反省禁止！」命令 が出ているにも関わらず。
反省するのは、真面目だから。反省するのは自分に厳しいから。反省するのは、それだけ一生懸命にかかわったから。
その想いを次にいかすために 反省 ではなく 検証 をして頂いています。
自分は「〇〇した」結果「〇〇」になった。
例えば、うちの仕事で言うと「下を向いておられる方に、”寒いですよね”とお声がけした」結果「目をあわせて下さり、自分の話をしてくださった」
「下を向いておられる方に、“ワークやりましょうね”とお声がけした」結果「あぁはい、って目を逸らされた」
など。
どういう声掛けが作用したのか、していないのか の検証です。
これが、お声がけしたのに目を逸らされた。私はまだまだ。。。と反省にばかり目が向くと、何が作用して何が作用しなかったのかわからなくなり、結果、自分がしんどくなってくる。。。
検証を続けていると、何が作用して何が作用しなかったか が整理され、成長が自分の目で見てわかります。
作用したところもちゃんと見てあげる というのが 一番大事です。
どんな事があったのか
何があって自分がどう思ったのか。
だったら、しんどかったよね
そんな中よく頑張ったよね
なのか
だったら嬉しかったね
なのか
去年より１年分経験を積んだね
去年より出来なかった事が見える自分になったね
実はこれやりたかったけど、後回しになってた
など、この１年自分が感じた事、経験したこと をぜひ振り返ってみてください
そこに成長の種 来年どう過ごしたいのか が見えてくるヒントになるかもしれません。
