心の安定を作ってゆくベーシック講座 ~人生脚本~ 講座後感想
心理カウンセリング
当スクールでは、学びなおし に来られる方が多くおられます。
他所で学んだけれど、何かしっくりこない
心理カウンセリングがうまくいかない
さらに深く学びたい
そういう方々が多く来てくださいます。
また、中間管理職の方も 部下や上司との関りにおいて 何かヒントになれば と心理を学びに来てくださる方も多くおられます。
頭が下がる思いです。その想いには、出し惜しみなくお応えする をモットーに心理学をお伝えしております。
人生脚本の考え方の説明の後に、これまでお受けくださった方の講座後感想の一部をご紹介しておりますので、良かったら最後までご覧ください。
今回の講座は、
エリック・バーンの交流分析の一つの人生脚本。
交流分析には、
・構造分析
・やりとり分析
・ゲーム分析
・人生脚本
があります
人と人との間に、自分に何がおこっているのか知りたい人に役立つ考え方です。
人は産まれてから、7歳まで自分の命綱を握っている人の影響を色濃く受けます。
お乳をくれる人、面倒をみてくれる人、病院に連れていってくれる人 など。
大人になってからも、この間に育まれた価値観は色濃く残り、「こうあるべき」「こうあるべきではない」が作ってゆかれます。
平たく言うと「その人の普通」ですね。
普通こうやん
絶対〇〇なんてありえない
だれにでもあり、その人の禁止令となりその人の考え方や他者との関りに色濃く反映されていきます。
この禁止令がうまく働いている時は良いのですが、行き過ぎてくると、自分を苦しめ始める事があります。(苦しめるのは意識的にも無意識的にも)
生れてから7歳まで。
でも、人はその後、色んな人と関わり、影響を受け、感じ、考え、自分というものを作ってゆきます。
小さい頃は親の言う事が絶対 と思っていたけれど、「ん?」と思い始める事ってあるのではないでしょうか。
この「ん?」をダメなもの として捉えると 抑圧が起こり始めます。
抑圧というのは、自分自身にとって受け入れがたい感情や考えを無意識の内に押さえ込んでしまう事。
でも、押さえこんだ自分は、なくなったりしないんですね。
人生脚本は、これらの心の動きから、自分の人生は自分で書いた脚本通りに進んでいる という考え方です。
事象が違っても、なんかいっつも同じ事の繰り返しな気がする。
なんで、いっつもうまくいかなくなるんだろう。
なんで私だけ。
そういう思いが自分を苦しめている事があれば、人生脚本の考え方はお役に立てるかもしれません。
自分で書いた脚本が悪い のではなく、振り返っていく事で、自分の中の何かの気づきに出会う という事を講座を通し、受講生の変化や気づきを目の当たりにたくさんしてきました。
その気づきは人それぞれ。それだけ、脚本は人の数だけある という事なんだと感じます。
今は7歳の子供ではない。
その後に、自分が出会い、交流し、感じ、考えたことも自分を作っている。
過去は過去。変えられるわけはない と思う方が多いし、私もずっとそう教えてきました。
でも、今は、色んな気づきを得る方を見て、過去は変わらないけど捉え方が変わってゆくんだと、結果 見えている過去が違うものだったかもしれない と思います。
知識は 優しさ に繋がります。自分への優しさに つながるんだと思います。
過去の捉え方への気づきは、まぎれもなくその人自身が、積み重ねてきた成長なのだから。
以下、講座後、感想です。
50代 心理カウンセラー
毎回、講座を受けていて感じるのは、「このわたしでいいんだ」という思いが根底にいつもあることです。それは、「人生脚本」の講座であってもそうでした。
私は禁止令は、どこかで「いけないもの」「書き換えて修正すべきもの」ととらえていたと思います。
講座の中では、禁止令に対して悪いものとはとらえていなくて、なんだかほっとしました。人間生きていれば、様々な環境の中で様々な考え方の癖や思い込み?自分なりの眼鏡をかけて見ていることもあります。それが時に自分を苦しめていることもあると思います。そうした自分をまずは自分なりに受け入れていいんだよといってくれるところから始まる。そう感じました。
私が講座の中でかんじる心地よさは、毎回自分を受容してもらい当時に自分自身を受容できる時間だからなのだと感じました。
「脚本は書き換えられる」中で、「事実は変わらない。でも見てきた過去は違うとらえ方ができる」といわれていた言葉が私には応援歌のように聴こえました。小さいころの親の影響で受けたことも、長く生きてきた自分の人生の中で経験した様々なことからとらえ方が変化していく。その時の親の年になり相手の気持ちにも寄り添えたり、母と同じことを子に言っていたり、その都度はっとしながら母の気持ちを考えた
り、そうしながら涙するときもあります。
そうした思いをカウンセリングの中でじっくり聴けるカウンセラーになりたいと思います。
本当にありがとうございました。
50代心理カウンセラー
久しぶりに人生脚本の講座を受け手 自分の脚本を改めて確認できて、そして今、どのように感じるのか を感じられて面白かったです。
これまでの人生の歩みを改めて語る事で、その時、その時の自分の気持ちが見れて良かったです
40代アロマセラピスト、心理カウンセラー
人生は何か運命のようにある程度勝手に決まってて、その流れに乗っている感じに思っていたが、結局は自分の選択で決まってる(この先も含めて)というのが面白くもあり、ショックでもあった。
自分が苦しくて書き換えたい!という時に変えれるというのも衝撃だった。7歳頃までにおおかた決まるというのを知って自分の影響が子供に与える、嬉しくもあるが責任重大で心配してしまうので、先生に色々と質問をし答えて頂きました
過去の自分を否定せず、受け入れてから少しづつ変える方向にしていくというところが大切なポイントに感じました。それまでは変わりたい人は過去を捨てて新しい自分!!!みたいなイメージでした
40代会社員
今日は辛い気持ちで講座を受けに来ましたが、受講後の気持ちが雲が晴れたような感じなので来て良かったと思いました。
相手の問題だと思っていた事が、実は自分も大きくかかわっているのだと感じました。
30代会社員
禁止令=悪 ではなく、うまくゆるめてみたり付き合っていき方なんだと感じました。
自分の中の ~すべき、~であるべき、~しないといけない に対して、本当にそうなのか を毎回自分に問いかけてみようと思います
50代心理カウンセラー
以前他所で学んだ時は「ふーん こんな事もあるんか」って思ったぐらいでサラッと自分の中で終わっていました。
今回、禁止令を1つ1つ丁寧に教えてもらい、プラスのストロークの捉え方が変わりました。
今までのプラスのストロークというと 「プラス」の面 という考えでしたが、その人がどうなのかという事 その人自体を見ていくことができれば、本当の意味でのプラスのストロークをお伝え出来ると思ったし、逆にそれを知らずに伝えてしまう事に対しての影響を考えられる時間でした。
自分にとってのこれからの人生を、今日考えた時、これまでは喜びがいっぱい と プラスの感情だけを考えてきましたが、喜びも勿論良いけど、それ以外でも マイナスの感情があっても良いんだって思えました。
40代会社員
価値観は大人になってから築かれていくものだと思っていたので、生れてから7歳までにほぼ決まると聞いて 驚きというかショックを受けました
自分の7歳までのことをもう少し考え、自分の価値観ってなんだろうかって考えてみたいと思えた時間でした