心の色は100人100色 ~企業研修を通して見えてくるもの~
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企業の研修の一環で、
グループワークを行ったり、
オンラインや対面で個人面談を行わせて頂き、色んな方とお話をする機会が多いのですが
その中で思う事は、心の色は本当に100人100色。
自ら心理カウンセリングを希望され足を運んでくださる方だけではなく、
「心理カウンセリングは必要ないんですけど。。。」と仰る方も。
市主催であったり、医療施設であったり、IT関連であったり、現場のお仕事であったり、業種はそれぞれ異なりますが、当たり前の話ですが、対人間 なので、傾向はあるにせよ、やっぱり、100人100色。
それぞれの物語をお聞かせ頂いておりますが、回を重ねるごとに、年齢関係なく、その物語は深くなられる方も少なくありません。
深くなればなるほど、人の心の内は、何層にも重なっているのだと、そしてそれが その方の人間としての味わい深さに繋がっているのだと感じます。
お話を伺っていると、1つの事象であっても、その事象に対する反応は人それぞれ。同じ問題をお伺いしても、見る角度、見方、その方の価値観によって、まるで違う事象であるかの様に聞こえる事もあります。
それが、コミュニケーションをうまくいかせない原因であるかの様に感じる事もありますが、
実はそれが、その会社の、そのチームの、そのプロジェクトの強みになるのだと思います。
ただ、ここ(強みになる)には、お互いの違いを「オモシロイ」と受け取る土台が必要となってきます。
この土台がないと、お互いの違い に敵意を感じたり、自分とは異なる意見が自分を否定されている様に感じたり。
コミュニケーションがうまくいかないのは、違いではなく、受け取る土台なのではないかと、このお仕事を通して感じる様になりました。
受け取る土台を元々お持ちの方もいれば、心のどこかに置いてこられている方もおられます。
あるから良いわけでもありません。
ないからダメなわけでもありません。
それはその方の生き方だっただけです。
どちらもご自身を守るための反応です。
少し話はそれてしまいますが、人は自分を守る 防衛機制というものが、とても優れている様に思います。
例えば、強いショックを受けたら、そのショックな出来事を毎日毎日思い出して生きていくと、心が壊れてしまいます。
なので、人は「忘れる」「なかった事にする」という抑圧という防衛機制を働かせます。
心を守るためです。
話を戻すと。。。
当サロンの心理カウンセラーが携わらせて頂く研修や心理カウンセリングも含めた個人面談は、この土台作りに注力します。
研修内容や方法は色々ありますが、大きな目標は、社員のお一人お一人の力を一緒に見つめなおし、どんな強みがあるのか、
どんな魅力があるのか を心理カウンセラーではなく、ご自身が「ある」と実感頂ける様に関わらせて頂いております。
外側からその方を見るのではなく、一緒にその方のお話を体感する様に。分析のためにお話を聴くのではなく、その方の事が知りたいっていう一心で。実は、この純粋に知りたいと思いお話をお伺いする事に集中するには、高いスキルが必要となりますが、当サロンの心理カウンセラーは、そのためのトレーニングを重ねております。
「ある」と実感するまでの時間も人それぞれですが、その人にあったペースで育んでいくお手伝いをさせて頂きます。
ご自身の中でそれが育ってゆく事が、受け取る土台に繋がります。
タイトルに「心の色は100人100色」と記載させて頂きましたが
どの方にも、その方だからこその魅力や その方の強み・力 があります。
もうこれは、断定します。あります。
もし、「あの人とのコミュニケーションはどうしたら良いんだろう。。。何とかしたい」と本当にお悩みの場合、まず、その方の表現方法に捉われるのではなく、その表現方法の奥にあるものを見るという気持ちをお持ちいただければなと思います。
「なんで、この社員は怒ったんだろう」「本当は何が言いたかったんだろう」
という視点が加わるだけで、今までは自分の視点から相手を見ていたところを、相手の視点はどうなんだろって想像するだけでも、見えるものは違ってくるかもしれません。それが正しい、正しくない ではなく、ただ、見え方の違いがある。この人からは どう見えているんだろうって視点を移すと、見えるものが違ってきます。
社内でのコミュニケーションの根本的な取り組みをお考えの企業様は人数の多少にかかわらず、お気軽にお問合せ下さい。