大人の反抗期
心理カウンセリング
心理カウンセリングや心理学講座を行っていると、
ある時期、今この「しんどい」の原因に心あたりが出てきて、
そうなった原因を急に憎む様になったり
「あなたのせいで」と思い始めることがあります。
過去に起こったこと(意識的にも無意識的にも)が今もなお影響を与えるくらい影響力のある方なので
その原因と思い当たる人は、ご自身にとって大切な方だったり、大好きな方だったりもします。
そして、その人を憎んだり、あなたのせいだ と思う自分に苦しまれることも。。。
その対象が親だった場合、大好きなのに、憎んでいる。。。
この二重の感情を持つ自分に苦しんでゆかれることがあります。
この様な経験をされておられたら、
どうか、苦しまないで下さい。
今、起こっていることは、子供のころにし損ねた 反抗期です。
幼少期に、良い子でいようとした方、面倒をかけない様にしていた方、子供でいられなかった方は
反抗期らしい反抗期を迎えずに大人になってゆかれます。
反抗期は、自我の芽生えで起こります。
自我とは、自分であること。
良い子でいなくてはいけなかった
甘えてはいけなかった
親を守ろうとしていた
そんな幼少時代をすごした方は、自分自身であることを、ひとまず置いて育ち、自我の芽生えを押さえ込んでこられた方が多くおられます。
自分であることを受け入れ始め、今、遅ればせながら反抗期がきています。
だから、苦しまないで下さい。
ご自身を責めないで下さい。
今、そのままの自分が形成されている段階なんだなって、温かくやさしくその自我を育ててあげて下さいね。