コラージュ療法で無意識に感じている事を明確化する
心理カウンセリング
コラージュ療法って聞いたことおありですか?
コラージュ療法とは芸術療法のひとつです。
フランス語で「切り張り」の意味を持ち、雑誌などから「気になる」写真やイラスト、文字などを切り抜いて、紙に貼ってゆきます。
芸術療法とは、言葉を使わずに、自分の中の無意識に働きかけ、
自分でも気づかなかった感情や、今の自分に何が必要なのかというキーワードに気付くことが出来るものです。
何故、そうなるのか。。。
それは、「投影」といって、あるものに自分の心を映し出しているからなんです。
青空を見て「気持ち良いなー♪」と思う事もあれば
「眩しすぎてしんどい」と思う事もないですか?
空は同じなのに、その時の心理状態によって感じ方が違う。空に心を映しだす。
これが投影です。
色々な芸術療法がありますが、
コラージュ療法は、特に、無意識で感じている事を、ビジュアライズ化(目に見える様にする)して目標達成に近づける時によく用いられます。
目標達成は、「勝つぞ!」「合格するぞ!」という類のものもあれば
「こんな毎日を送りたい」
「なりたい自分」という類のものもあります。
ダイエットに成功するために、このお洋服を着るんだ!ってお洋服を目に見えるところにかけておいたり、
憧れの人の写真をいつも目につくところや冷蔵庫に貼って、「こうなる自分」をイメージしやすくすることもビジュアライズ化ですね。
コラージュ療法は、作り上げてゆくことだけでも、効果があります。
自分の心の底で、自分でも気づかずに抑え込んでいたものを、無意識にでも表現出来るからです。
表現することは、抑え込んでいたものに水路を与えて、少しづつ流しだしていってくれます。
長年、感情を抑えてきたり、言う事を聞かないと。。。、ちゃんとしないと。。。や自分の気持ちを二の次にしてきた方は
抑え込んでいる事に気付かずに、まるで息をする様にごくごく自然に抑え込みます。
なんでしんどいのか気付かない
しんどくても我慢すれば良い
なかったことにすれば良い
きっと、そういう経験のある方は、「何だかわからないけど」ご自身で何か違和感を感じておられるのではないでしょうか。
抑え込んでパンパンになってしまった心に少し余裕を持たせてあげる、スペースをあけてあげるために
水路を作って流しだしてあげる必要があります。
家族のため
子どものため
大切なものを守るため
自分の感情を二の次にされてきた方は水路を作ってあげるだけでも
心に余裕がうまれてきます。
起立性調節障害のお子様を持つ親御様のカウンセリングをさせて頂いた時は
溢れ出ない様に、自分を抑え込んでおられる様でした。
この時はコラージュ療法ではありませんでしたが、芸術療法を使って行わせて頂きました。
大切なものを守るため。それはとても強い抑圧でした。
大切なものを守るため、抑え込むのではなく、「私には癒しが必要だったんだわ」と「癒し」というキーワードを見つけられました。
そのキーワードを実現するために毎日の中で何をしたら良いのか、をご自身で見つけて日常に戻ってゆかれました。
このキーワードは、人それぞれ違います。
私たち心理カウンセラーは、コラージュ療法で無意識に表現したものを
クライエントの方と一緒に紐解いてゆきます。
紐解いている間に、貼り付けているから変わる筈がないのに
途中からそのコラージュが違う表情を見せたり
違う意味合いを持ち始める事もあります。
そして紐解いた中で出てきたキーワードがその方にとってどういう意味を持つのか
日常の中でキーワードをどう役立てていくのかを ご自身で見つけるお手伝いをさせて頂きます。
目標達成、こうなりたい、こうなる自分 に「待った」をかけているものは何ですか?
本当の自分の心が求めているものは何ですか?
何があったら、どうしたら、その求めているものへ進んでゆけますか?
気になる方は、一度訪ねてきてみて下さいね。
一緒に紐解いてゆきましょう。