過度の期待は受け取らなくて良い
ストレスケア
誰かに期待されると、なんだかうれしくないですか?
誰からも期待されないより、されている方が、「必要な人間なんだ」って安心出来る事もありますよね。
でも、行き過ぎた期待は、その期待に押しつぶされる様な感覚に陥る事があります。
街中で知らない人に道を聞かれる。
丁寧に教え、相手からものすごく感謝される。
その相手の笑顔を見て「教えて良かった」と良い事したなー♪と良い気持ちになる。
その丁寧に親切に教えてくれるあなたの姿を見て、別の人が道を聞いてくる。
「さっき、とても親切そうだったので」と期待をかけられ、期待にこたえるべく、より丁寧に教える。
自分のあの姿を見てそんな風に思ってくれたんだ♪と最初はとっても嬉しくなるけど。。。
その道案内が終わると、また別のが次々とあらわれ、あなたの親切さに期待を寄せる列が出来る。
最初は嬉しかったけど、延々続くと、「えー。。。またぁ。。。でも、断れない」
列に並んだ人たちは、あなたの親切さを期待して並んでくれているので、その期待を裏切れない様な気持ちになってしまうかもしれないですね。
その期待にこたえなくても良いのだけれど、「せっかく待ってくれているから」と、疲れてしまっても丁寧に道案内をする。
と、こうなってしまうと、良かれと思ってしていたことが嫌になってしまいませんか?
この期待は並んでいる人たちがかけている様で
実は「丁寧におしえなきゃ」と自分で自分に期待をよりかけているんですね。
お客様に喜んでもらいたくて、お客様が本当に必要なものを届けている間に、売り上げNo.1になる。
当然会社はあなたに期待します。
出来る人として扱われる事が嬉しい。
何より認めてもらえてうれしい。
と、仕事へのモチベーションに繋がってゆきますが
次第に、「No.1にならなきゃ」と自分にプレッシャーをかけてゆくこともあります。
もし、周囲の期待と自分の思惑がずれていたり、
どんどん自分で苦しくなってゆくのであれば、その期待は受け取らない方が良いのです。
そもそも、どうしてこうなったんだっけ?
どうしたいんだっけ?
というところに立ち戻れば良い。
最初は、お客様に喜んでもらいたくてした結果、売り上げNo.1になった。
そもそもは、お客様に喜んでもらいたかったんですね。
でも、その頑張りが功を奏し、売り上げNo.1になった結果、上司の期待が大きくなった。
次もNo.1にならなきゃ。。。
そもそもの想いが上司の期待とすり替わってしまうと、
その期待は苦しくなります。
自分は、どうしたかったんだっけ。
この原点に立ち戻り、上司の期待と自分の想いが重ならなければ
その期待は受け取らなくて大丈夫です。
期待をかけられるのは、出来る人だからです。
自分の意志に反してその期待を受け取るのは、まじめで周囲を考える優しい人です。
でも、苦しくなるのであれば、自分で「そもそも。。。」と整理をすることをお勧め致します。
自分の道を決められるのは、自分だけなのですから。