アドバイスが裏目に出る時
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大切なお友達やご家族が辛そうな時、
心配のあまり、「それは、こうだよ」「こうした方が良いよ」ってアドバイスをして
空気が悪くなったり、「放っておいて」「あなたにはわからない」、と言われたり、逆に「なんでそんなに悪い方にしかとらないの?」と逆に言われた経験はありませんか?
冷静に考えても、第三者に尋ねてみても、自分の言う事はもっとも、間違っていないのに。。。
お友達や家族が大切だからこそ、伝えているのに、ちっともわかってくれない。
何なら心を閉ざしてしまうという経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。
人は受け取れる段階というものがあります。
例えば、
どう考えても騙されている友人を見て「その人、おかしくない?」と注意を促しても
友人は「そんな事ないっ!」って突っぱねる。
ご友人は、本当に信じておられるのかもしれないし、信じたいからかもしれないし、その人もどこかでおかしいかもしれないと思っているかもしれない。
思っていても、その事実を受け止めるには辛すぎたり、事実を受け止めてしまう事で、かすかな希望が失われてしまうかもしれない。
そのことを受け止める準備が出来ていない時に自分以外の人から、その事を突き付けられると
辛すぎて無意識に反発してしまう事もあるのだと思います。
騙されるのを黙ってみていろ という事ではありません。
気になることはお伝えしてさしあげて下さい。
ただ、ご友人がそのアドバイスを拒否されても、あなたが悲しい思いをしたり、
「せっかく言ってあげたのに。。。」「なんでわかってくれないの?」とご友人との仲がギクシャクする必要はないのだと思うのです。
今、ご友人は、その事実を受け止められないんだな と思えば、
そんなに気にする事ではないのではないでしょうか。
誰もが 事実を受け止められない時期 を経験された事はあるのではないでしょうか。
後々、ご友人がご自身で騙されていた事に気付いた時
「だから言ったでしょ」と思ったとしても、そこはグっとこらえて
「辛かったね」と、信頼している人に騙されたらどんな気持ちだろう。。。。って
一緒にお気持ちを感じてあげる事が、側にいるという事ではないのかなと思います。
大切な人であればあるほど、態度や言動に振り回されてしまう事があるかもしれないですね。
そんな時に、少し思い出して頂ければと思います。