そのコミュニケーション、パワーゲームになっていませんか?
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パワーゲームとは、権力をふりかざし、主導権を握ろうとする事。
上下関係はなくても、このパワーゲーム身近なところで感じたことありませんか?
ママ友とのランチ会。
せっかくだから、こないだ買った新色の口紅つけていこ~♪
待ち合わせ場所に行くと「その口紅素敵ね~。似合ってる!」と褒めてくれるママ友たち。
照れくさいけど、やっぱりうれしい♪と思ったら。。。いつものあの人が
「それどこの?」
「A社」
「B社(A社より高級なブランド)で似た色出てたよ。そっちの方がのびも良いし色キレイよ~」
なんか、むかつく。。。
と、思うのは当然です。私も「いらん事いわんで良いのにな」と、思ってしまいます。
ここで、なにが起きているのでしょうか。
いつものあの人は、優位に立とうとしているんですね。
意識してか無意識かは、わかりません。
条件反射の様に、すぐに張り合ってしまう人は、意外と多く、自分でも知らずに行ってしまっている事ってあると思うんです。
対等の関係を望まず、優位に立ちたがるその背景には、自分の立場を守ろうとする自己防衛が働いていて、その自分の立場を守ろうとしないといけないくらい、不確かなものと、その人は心のどこかで感じているのではないでしょうか。
この条件反射の様に起きる 張り合い は、気づいたら、張り合わずに、その場から降りた方が楽になります。
上記のママ友ランチ会の時に、ムッとして言い返したりすると、さらに悪化しかねません。
相手は、立場を守るために戦ってきます。終わらない静かな戦いが続き、関係性も悪くなってしまいます。
逃げるが勝ち という日本の素敵な言葉がありますが、
ホント逃げるが勝ち。
相手は良かれと思って言っているのも事実です。
「B社にも似た色出てるんだー。のびも良いんだって」と言葉通りに受け止め
「そうなんだ。教えてくれてありがとう」と相手の良かれと思っているところに焦点をあてて考えたら、いらないストレスも感じなくてすみます。
「どういう意味よ?A社のが安いって言いたいの?私はもっと良いの使っているって言いたいの?」と
過剰反応をすると、その言葉通りに言わなかったとしても、そういうニュアンスを込めると、今度はあなたが相手にパワーゲームを仕掛けてゆく事になり、誰も得をしない疲弊感が残ります。
気分よく、受け入れ、流した方が、いつまでもパワーゲームに巻き込まれなくてすむ方法です。
癖の様に仕掛けてくる人は、います。
相手は変えられないので、その時にご自身の受け止め方次第で、ご自身が感じるストレスの反応を変えてゆけます。
相手のため ではなく、ご自身の心身のため、色んな受け止め方を増やしていくのも
ストレスケアのひとつの方法だと思うのですが、いかがですか?