信じる力
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実話に基づいた映画 コーチ・カーター。
治安の悪い街で、卒業後、犯罪者になるものが多い高校。卒業できる者も50%。
その高校の中のバスケットボール部を立て直すためにやってきたコーチ・カーターと部員の物語です。
この映画の中で、校長とのやり取りが何より印象に残りました。
授業に出ない、成績もひどい生徒たちに成績があがるまで体育館を閉鎖しようとするコーチに
「バスケのシーズンが彼らの一生で最大のハイライトなのよ」
と校長が言い、
「そう考えるのが問題だ」と答えるコーチカーター。
コーチは、生徒たちを落ちこぼれにする「システム」を変えようとしておられました。
卒業出来ないかもしれない生徒たちに、せめて、ここで好きなバスケットに専念させることは、一見思いやりにあふれている様にも見えますが、「出来ない人」として扱っているのです。
校長が決めつけていた 生徒たちの人生のハイライト。
でも、コーチ・カーターは、生徒たちを「人」として、「出来る人」として一貫して扱っておられました。
人を信じることとは をとても考えさせられた映画でした。
そして、本当に信じるという事は、人の持つ力を引き出すのだと感じました。
「成長とは“自分で決断し責任を取ること”」ともコーチ・カーターは仰っておられました。