真っ黒い絵
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お子様のアートセラピーをさせて頂いていた時のことです。
小学生の女の子が、真っ黒い絵を描きました。
もし、お子様が真っ黒い絵を描いたら、どう思われますか?
この女の子のお母さまは、「〇〇ちゃん、ピンクが好きだったよね。」とピンクのクレヨンを渡そうとされました。
でも、大丈夫なんです。
絵を描いていただくのはアートセラピーといって、
言葉にできない思いや、自分では気づかない思いを絵という形にして、心の中のしんどいや怖い、つらい、悲しい、イライラ などを流してゆきます。
黒い絵を描いたからといって、慌てる必要はなく、表に出して流していっているんです。
これが、流れ出さずに心の中に溜まってゆく方が、良くないのです。
流れ出てきたものが表現された絵を、「ダメ!」と拒否しないでください。
大切なその子の心の一部なのですから。
お子様がすっかり書き終わったら、(途中ではなく、書き終わるのを待ってくださいね)
よしよしってその絵にしてあげても良いですし
その絵が癒されるものを書き足してあげても良いです。
大切にその絵を扱ってあげてくださいね。
心の中で何が起きているのか と気になられた方は、ご相談ください。